「日本三大怪魚」ってご存知?
これ、日本の限られた地域でのみ生息する巨大魚のことで「イトウ」、「アカメ」、「ビワコオオナマズ」の3種のことを指すのね。

「イトウ」といえば、北海道の一部に生息する切滅危惧種の魚で、ちょうどバカデカい「鮭」のような魚のこと。これまでの記録では2mを超えるイトウが捕獲された記録もあるほどの巨大魚!
に、2mって・・・(途方)
続いての「アカメ」はというと、高知や宮崎なんかが有名だと思うけど、これも絶滅危惧種に指定されている日本固有の巨大魚で、1.5mなんて個体も捕獲されている「シーバス」によく似た魚。
い、1.5mって・・・(途方)
そして最後の「ビワコオオナマズ」なんだけど、これも琵琶湖水域にのみ生息する巨大魚で、絶滅危惧種にこそ指定されていないけど特定水域のみで生きる希少な巨大魚。これも1.5mなんて大きさを超えるものなんかゴロゴロいるってから驚き
い、1.5(ry
どれもケタ違いのスケール感 まさに「怪魚」
こんな魚がこの日本に生息しているわけで、それを狙わずしてアングラーと称していいものか?
まあ、イトウに関しては場所が場所だけに無理なところがあるけど、アカメなんか高知だし、ビワコオオナマズなんかあの「琵琶湖」水系だもんね
そんなん絶対釣らんとあかんやろ
ちなみにアカメに関しては、僕の嫁実家が愛媛なもんでタイミングさえ合えば行こうと思っているんだけど、未だ出撃できずのまま。
・・・となると残された怪魚は「ビワコオオナマズ」。
こちらに関しては大阪から目と鼻の先だもんね 行かない理由がないw
そんなわけで今回、日本三大怪魚を仕留めるべく琵琶湖水系は「宇治川」へと行ってきました

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出典:wikipedia
これがその「ビワコオオナマズ」。
なんだかごく普通のナマズに見えないことも・・・いやなんでもない。

やや突き出した下顎とコバルトブルーのような体色が主な特徴だそうで、普通のナマズは甲殻類なんかを主食にしているのに対し、ビワコオオナマズは非常に魚食性が強いらしい
アユ、フナ、コイからブルーギル、ブラックバスなんかがターゲット。
成魚のブラックバスまでその大きな口で一飲みしちゃうってんだから、まさに琵琶湖系 食物連鎖の頂点に立つ存在なのが「ビワコオオナマズ」ってわけです
あの成魚バスを一飲みだもんね(驚愕!)こりゃテンション上がるわw

で、こいつを狙うとなるとまず知っておくべきは「場所」。
琵琶湖水系ってことだから、琵琶湖本湖はもちろんのこと流出河川である「瀬田川」「宇治川」「淀川」までが生息域ということになる。
ただ、琵琶湖本湖なんか広すぎちゃってポイントのアタリを付けることなんて到底不可能だし、それでいうなら淀川も然り。

となると、流域面積も比較的狭い「瀬田川」「宇治川」にポイントは絞られるわけなんだけど、ここで入念にサーチした結果、よりポイントが絞りやすい「宇治川」に決定。

次に知っておくべきは「仕掛け」。
なんせ相手はナマズなんで、普通にルアーで釣れることはもちろんなんだけど、さすがに最初のチャレンジなんで最も釣れるといわれている仕掛け方で勝負することに
それがこいつ ↓

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ご存知「ブルーギル」です
先程も書いたように、ビワコオオナマズってのは強い魚食性の魚なもんで、こういった生きた魚体の「泳がせ釣り」ってのが最も有効な釣り方らしい。

もちろんギルでなくても、フナ、コイ、バスなんかでも十分釣れるんだけど、なんせその「エサ」を確保するのが難しくては釣りにならない。
ってことで、釣りやすく、数も集めやすい「ギル」の泳がせ釣りに決定
・・・なんだけど、生き餌ってことは現地で調達しないといけないわけね。

その現場が全く土地勘のない宇治川となると、どこで釣れるのかさっぱり見当もつかない
漫然と流れる宇治川を目の当たりにして、果たしてどこにギルがたっぷりといるのかを探す手段といえばただ一つ。それは
己の経験と勘
もうずいぶん長いことバスやってるから、どんなところにギルが溜まってそうなんてのは経験則でだいたい分かるわけ
その「己の経験と勘」を頼りに見つけたポイントってのがこんなとこ  ↓

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特にこれといった特徴があるわけでもない普通の河原。
見渡す限り周囲も似たようなシチュエーションなんだけど、ここからが経験の活きるところ。
カレントだったり石積みの組み方だったり、そんなところをよく見抜けばギルの住処なんて見つけたも同然。↓

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こんなデカギルがアホみたいにガンガン釣れます(笑)
一投一釣とか誇張無しで余裕 リグ入れて数秒後にはギルが釣れてる状態w
いやいや、いくらなんでも言い過ぎやろと思ったあなた、その秘密がこれですよ ↓

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ミミズちゃん熊太郎www これ最強www
ナマズ釣りってのはギルが大量に必要(←1人あたり15匹程度)ってことなんで、今回は4人分=60匹(!)くらい必要なわけですよ。しかもできるだけデカいやつ。
そうなるとワームなんかでチマチマ釣ってる場合じゃないだろってことで、前もって用意しておいたのが「ミミズ」。
その実力はもはやケタ違いですわ
もうね、ルアーやらワーム使って釣りするのがバカらしくなるレベルで釣れる(笑)
リグを動かすことも考えることも何もいらない。脳死でミミズ放り込めばあとは勝手に掛かってる。
これが生き餌の実力・・・(溜息)
そんな感じで、難なくエサ用ギルをたっぷりと確保完了

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暗くてよく見えないだろうけど、この中に数十匹のギルがいます
これにてナマズ釣りの準備完了
期待を胸にいざ現場へと向かいます


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まず最初に行った現場がこちら。
なんとも風光明媚なところでしょ? 
このときはちょうど川の流れがピタリと落ち着いてたときなんだけど、実際の宇治川はこんなもんじゃない。
まじの「激流」
ちょっと上流部にダムがあるせいで、宇治川の上流域ってのは常に激流なわけ。もしこれから行こうとしてる人は覚えておいた方がいい。
で、早速日のあるうちに釣りの準備なんだけど、用意するものがこちら。↓

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左上から
① ナスオモリ(3~6号をいっぱい)
② 軍手(釣れたときのバス持ち用手袋)
③ エアポンプ(生き餌のエアレーション用)
④ バッカン(ギルいっぱい)

以上です。これ以外に必要なのがフック(1/0クラスのマス針)とこいつ ↓

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ワイヤーリーダー。
ナマズはかなり歯が鋭いということなので、ラインブレイクさせないためにこれは必須。
ちなみに道糸はもちろんPE。2号以上のものであればなんとかなりそうだと思う。
これらを使ってヘビーダウンショットでリグ組みし、ギルをゆっくりと泳がせます

この宇治川ってのはかなり根が荒く、シンカーの根掛かりが頻発必至
そのため、フックからシンカーまでの道糸はあえて細いナイロンなんかを使って、わざと切れやすくしておく(=シンカーだけ根切れするイメージ)工夫なんかも必要です
さあ!ここまでいけばあとは釣るだけ
俄然やる気満々ながらも時間は刻々と過ぎ、何もなく数時間が経過・・・ ↓

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安心のいつも通りの光景(笑)
いやね、これがルアーの釣りならキャストしたりルアーチェンジしたりなんていう「やること」があるんだけど、なんせエサ釣りなんで完全に「待ち」の釣りなわけ
投げ込んだらあとはマンジリともせずひたすら待つ。
・・・って、こんなんルアーマンには無理だってwww

ただせっかくわざわざ宇治川まで来た以上は「釣る」ということが何より大事
夜中だというのに32℃を超える無風の京都で、何時間もひたすらナマズのバイトを待ちます。
あ、もう1つこの釣りで大事な道具を紹介するの忘れてた! ↓

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それが「鈴(スズ)」。竿先に付いてるやつね
これを付けておけば、キャスト後バイトがあるとリンリン♪と鳴って掛かったことを教えてくれるわけ。100円くらいで売ってるものだけど、これがあるとないとでは疲労感が全く違う。

そんな感じで、キャスト → ギルを泳がせる → 鈴が鳴るのを待つ をひたすら繰り返すこと数時間、
漆黒の闇に激しい鈴の音が響き渡る
もうリンリン♪なんてもんじゃないよ!?それこそリリリリリリリリリリリリリrーーーーーーーって感じ
これに鋭く反応したのが会長。成魚でメーターを超えるあのビワコオオナマズの強烈な引きに負けまいと、一呼吸入れてしっかりとフッキングするのを待ったあとゆっくり巻きあげてみると ↓

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残念ながらフッキングに至らず
とはいっても、ギルのしっぽ部分をよく見てみて
肉をかじりとられた跡がある

果たしてこれがビワコオオナマズのバイト跡なのかどうかは分からないけど、何者かがギルを食いに来たことだけは紛れもない事実
これで諦めかけていた僕らのやる気スイッチも、俄然ONとなったんだけどね、
ONになったところで特にやることがない件
そんなわけで、まーたひたすら待つだけ待って夜中の12時をまわったところで納竿としました。(無念)

実はこのナマズ釣り、今回1回の記事にまとめてしまったけど
実際は2週連続で行ってます(キリッ!!
そして2回とも全くもって惨敗でした

いやー、2週とも日付けが変わるまで頑張ってみたんだけどね、なんせ手応えすら掴めない感じで全くのノー感じでした。

時期的には梅雨明けくらいまでと秋口あたりがいいらしいんで、時期が悪かったのかもしれないけど、周りにもナマジンガーの皆さんが結構いたんで釣れないことはないんだと思う。
でもこの2釣行でリグの作り方のコツとか、宇治川のポイントらしい場所とか把握できたんで、その経験を活かすべく、また秋口に再チャレンジしてみようと思います

ちなみにこの宇治川ってのはベイトが死ぬほど多い。
まるで港湾に入ったイワシのようにアユが沸きに沸いてる(驚愕)↓

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ちょっとルアー通せばこの通り。
立派なアユがプラグにガンガンあたってくる。そのくらい沸きまくってます
ただこれだけベイトがいるのに、全然ボイルが出ないところも腑に落ちないところ。
いいサイズのバスも釣れるみたい(バサーいっぱいいた)なんで、バス釣りで行ってみるのもおもしろいかもでっせ

ってなわけで、残念ながら日本三大怪魚であるビワコオオナマズを釣ることはできなかったけど、こうなったら意地でも年内に釣り上げてみようと思いますんでどうぞご期待下さい
おわり

おまけ
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京都で食べた「新福菜館」の中華そば。
会長のオススメで食べたけど、これまた美味い 京都に行った際にはぜひ